電気主任技術者、選任と解任。残り211日、296日

電験に合格して、どうなるかというと、

電気主任技術者に選任され、経産省に届け出る。

というイベントが待っている。

電験はそのためにあると言っても過言では無い。

選任されると多くの責任を負うことになる。

選任されるとお給料が高くなるというのは、
責任の代償とも言うべきか。

現在、電気主任技術者が不足している。

かくいうアタクシもそういうゴタゴタの中、転職させていただいた。

当時の社内ルールでは辞職する1ヶ月前に申し出ることとなっていたが、

電気主任技術者不足の件は承知していたので、
3ヶ月前には、辞表を出した。

退職がどういうことかわかってるの?
会社にもオーナー様にもすごく迷惑かけることなんだよ。と文句を言われたけど、

3回ほど文書で職業倫理上、一緒に働くことが無理な人がいることを伝えていた事実と次の会社の内定が決まっているということを伝え退職した。

退職届を出してから、本当に彼を移動させるから!と言っていたがあとの祭りである。

3ヶ月あったからギリギリ後任が決まり、
引き継ぎ出来る時間も作ることが出来たけど、
後任は責任の重圧からすぐ辞退したらしい。

今は電気管理技術者が電気設備を見ているようだ。

アタクシの周りにも退職ルールにのっとり、
1ヶ月前に退職を伝える人がほとんどである。

ルール上は何も問題ない。
アタクシもそこは全然いいと思う。
職業選択の自由。

しかし、冒頭に書いたように電気主任技術者は特殊な仕事であり、一般社員のように普通に退職すればオールOKとはいかない。

ということは周りの立場になって考えないと
なかなか理解出来ない。

俺がやらなきゃ誰がやる!的な
選任に対するプライド、選任魂みたいなもんは持ってもいいかもとは思う。

会社側も問題があるのかもしれない。
それを避けるために、退職するには、60日前や、90日前に申し出るルールにすればとも思うが、

法律という最重要ルールがあるのでそういうことを決めてもたぶん、辞める人は辞めるであろう。

そのために日頃から代務者などを設けているべきだけど、そんな余力がある会社が今の日本にあるのかどうかも疑問である。

そんなの会社が考えることで、イチ一般社員は考える必要なんてない!

ごもっともな意見である。
アタクシは反論出来ないし戦うつもりもない。

しかし、
これからの電気主任技術者生活を送る上で

自分ならどうするか?
ということは常に考えている。

どういう理由にせよ、周りが望んだ退職でなければ、
周りによく思われてない。
周りは平気と言うかもしれないけど、
少なからずなんだかの迷惑はかけていると考える。

アタクシ自身がそうであった。
現に自分が退職することで1人の生活環境を確実に掻き乱してしまった。

気にしない!というのも正解。

自分は、ルールや法律を守ることはもちろん、
その上で仁(思いやり)は大切にしたい。

具体的には、
退職は半年から3ヶ月前には伝える。
転職活動は辞める時期が半年から3ヶ月先になることを伝えた上で行いたい。
もし、無職の時期があっても良しと考えている。

いつ辞めてもいいように引き継ぎ書を準備しておく。
引き継ぎ書とは、
点検記録の格納、
懸案事項のまとめ、
運転操作マニュアルの作成などである。

しかし、
自分が辞めても業務に支障がない、
若しくは既に自分以上の後任の存在がいて自分がお荷物になっいる場合は、すぐにでも辞めてしまうかも。
メンタルが持たん。

そうはならないように日頃から努力したいが、
所詮、自分は周りの目ばかり気にする日和見主義者。

そこが自分の弱さなんだろう。





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