ゴン太逝く。

飼い犬のゴン太が息を引き取った。

たぶん昨日の22時から24時の間だ。

22時、苦しそうに吠えるゴン太の周りを家族で囲み、

みんなの声を聞かせた。

すると静かになった。

苦しそうに甲高く鳴いていたけど、
ウォンと鳴いた。

多分その時に息を引き取ったのだろう。

私はそうとは気づかず、
ゴン太が静かになったのでそのまま自分も寝てしまった。

私は5時に起きた。
犬部屋に行き、ゴン太の体に触れる。
体はほんのり暖かったけれど、
息をしていないようだった。

だけどお腹が息をしているように見える。

気のせいだった。

しばらくすると、どんどん冷たくなっていき、
気がつくとゴン太の体が硬直してきた。

あんなにうるさかった犬が静かになると、
ホントに寂しくなるもんだ。

あんなに手がかかる犬が突然いなくなると、
ホントに悲しくなるもんだ。

お金もいっぱいかかった。
総額100万ぐらいはかけた。

だけど、金額じゃないんだなと思う。
あと数十万かかったとしても
それで救えるならば、救ってあげたかった。

義父の形見の犬だった。

その義父も知り合いから、
「飼えないから処分する」ということを聞き、
引き取って飼い始めたということを今日義母からの話で知った。

それを聞くと、
もっと愛情をかけられたんじゃないかと悔やむ。
今思うと、誰にでも人懐っこく優しい犬だった。

ただただ涙が止まらない。

火葬して、大きなゴン太は小さくなった。

自分は動物が好きではない。
可愛いとは思うけど、こんな思いになるのがわかるから、もう飼いたくない。

ゴン太は私の飼う最後のペットになったと思う。

さようならゴン太。

僕らの所には、お腹が空いた時だけ来て、
あとは、自由に大空を走り回ってください。



















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