実務と電験の勉強。残り359日

一応、電気主任技術者として、選任されている。

どこかよその現場で電気事故があれば、その事故について、原因は何か、自分らはその事故を防ぐためにどういうことをすべきかを考えるようにしている。

他人の失敗こそが保全や管理の一番の教材なのだ。

なので、各種講習に行った際など、事故例は読む。

講習ではサラッと通りがちなので、家や会社でじっくり読む。

読んでは、自分だったらこうするという考えを思い浮かべる。

原因が不明のものに関しては、自分なりの予想をテキストに書く。

そして、事故例をやっている人、やろうとしている人に対しては、頭ごなしに注意するのではなく
、こういう事故があって、こういう結果になったから、それはいけないことだと注意する。

多分その方が注意をされた人にとっても、頭に残るに違いない。

後輩にいつも言うことだが、
僕ら設備管理の人間は、想像力が大事である。
音を聞いて目で見て、設備のおかれている状況を想像する。

実際に起こった事象を知らないと想像もへったくれもない。

なので書物や講習で知識を増やす。



冷静に考えて見ると、自分の設備についてそこまで詳しくない。

恥ずかしい話、点検も外部委託である。

もし事故が起こった場合、電気主任技術者としてどういう指示を出し、どういう行動をすべきか、考えてみた。

実際に事故を想像してみるとなかなか恐ろしいことだ。

停電事故で1番厄介なのは、敷地内での地絡である。

外部の停電だったら、自家発が自動で立ち上がるが、

地絡だと自家発電機が運転されたとしても、切り替わらない。

なので、地絡したポイントを探しそこを切り離し、もう一度手動で自家発に切り替えてやらないといけない。

自分ところの地絡事故なのに、強制送電して波及事故を起こしたという事故例もたくさんある。

過電流継電器が、事故でもないのに発動し、
停電するという事も聞く。

一括投入による突入電流で落ちてしまうのだ。

復電や事故復旧に関するマニュアルもきちんと作り、それを徹底しなければならない。


結局、電験の知識はどこに役に立つのだろうか?

地絡電流や過電流の計算や、トランスの容量計算だとか、自然災害に対する基本的な対策だとか、

電動機や発電機の種類や特徴や損失対策や力率改善などなど、

思えばそこらに散りばめられていた。

物事には原因があって結果がある。

原因となる知識を増やすことが、電験の勉強だと思った。

自分の管理する設備の図面をみたり、
精密点検結果を読んだりしながら色々考えた朝だった。