にわかモータース〜整備録一日目

シグナスSVのタイヤ、ドライブベルト、ウエイトローラー、オイルなどを
購入して1年たったようなたってないような。

前回の記事

いい加減取り付けないと
部品がダメになってしまう。
ということで、
インチキモータースの工場長は、
やっと重い腰をあげたのだった。

妻の冷ややかな視線、態度に
臆している場合ではない。

1年に二日ほど自分の時間を持って何が悪い!!
「みなぎる闘志」
インチキ店長、今回はどうやら本気である!

スクーター全般に言えることだが、
後ろタイヤを交換するには、
マフラーを外さなければならない。

シグナスSVのメンテのしにくさは
ホントバイク屋泣かせだと思う。
もちろん自分はバイク屋ではないが、
バイク屋は泣いていると思いたい。

これまで10台近くバイクをいじってきたが、
これほどめんどくさいバイクは、
他にあるかもしれないが、
ここはないとしておこう。

仰向けになり、バイクの下に顔を突っ込む。

マフラーボルトを2本外し、マフラーを吊ってあるボルトを外し、
それでマフラーを外・・・・・

れない!!!

他のバイクは3つボルト緩めたら、ボロンと
マフラー落ちるのに!!!

マフラーを外すには、
他にもいろいろ外してバイクをバラしやすくしないといけない。

あーーーー。こりゃ無理だ。

めんどくさがりの自分には絶対無理だ。

しかも、ホイールのナットを外したのにホイールが外れない。

蹴ったり、トンカチでガンガン叩いたりしたけどビクともしないのだ。

ようつべを検索してみると、
ホイールを外さずにタイヤを外している人ワレ発見セリ。

これだ!!!

早速実行(パクって)して見るのが、
我が、にわかモータースの社訓である。

にわかモータース社訓
一、お金は極力使わない。
一、技術はパクって身につける。
一、疲れたら寝る。
一、壊れたらあきらめる。


頑張ってホイール付けたままでタイヤ外そう。

必要なのは、タイヤレバー、折れない心。
そして蹴り。

ガスガス

さらに蹴り。
ガスガスドカ


野獣になって背筋力でタイヤをむしりとる。
アイム、ビーースト

タイヤ外しは全身運動だ。

外れた!!!!
というか、むしりとった!!
(画像は無い)


さあ、新しいの着けよう。

これは、無理。

あーーーー無理だね。

この隙間じゃ入らん。
(画像は無い)

新品のタイヤが傷だらけのローラになってシマムラ。

やはりホイール外さないとこの戦いは終わらないのか!

今までの恨みを晴らすべく、
ホイールを叩き散らそう。

もはや、壊す気でやらんとダメだ。

思いのたけを、トンカチを通じてホイールに伝える。

小遣いくれ!!

小遣いくれ!!

千円でいいからーーー!!!

カコーーーーーーーーン


やった外れた、外れたお!!ヾ(@^▽^@)ノ

ちゃんと木を当てたので、ダメージはないはず。

あとは、新しいタイヤをつけて、空気を入れれば、完成。

着けるのは、結構すんなりいった。


最後の仕上げ、
ガソリンスタンドに行って、空気入れよう。

なぬぬぬぬぬ?

ビートがあがらん。

石鹸水足らんかったか?
ぬるぬるにしてガソリンスタンドへ。

やっぱり、ビートがあがらない

落としたり蹴ったり、叩いたり
可愛がりのすべてを施したが、
タイヤがその思いに応えてくれない

3回ほど、家とガソリンスタンドを往復した。

ムシがあるからダメなのかと思ったが、

家には、虫外しはない。

しょうがない、奥の手だ。

「ごろにゃーーーん」

妻に甘えてニシムタにいき、

ムシハズシ、348円を買ってもらった。

んで、ガソリンスタンド(4回目)

ムシなしで、トライ。

くうきはいらーーーん。
(@_@)????


あっそうか、ムシ(逆止弁)がないと空気入らないシステムなのね。

拙者、本日は全身筋肉痛なり。、

疲れたから、腰にサロンパス貼ってもらって

社訓どうり
今日の作業終了。

にわかモータース~整備録二日目その1

にわかモータース~整備録一日目

はこちら↑


「チュン、チュン、チュン」


朝、6時半。


にわかモータースの朝は早い。


ちなみに冒頭のチュン、チュンはスズメではない


だまされてはいけない。


私(工場長)の声である。




家のドアからにわかモータースの整備工場まで1秒。


なんせ家のドアの前でやっているからな。



何ゆえにタイヤは入ってくれないのか?


タイヤをよーく観察してみる。

行き詰った時は観察である。


エロビデオのパッケージだけで収録内容すべてを

吟味するような真剣な目利きが必要である。


「ほほう・・・・。」


タイヤの保管状況が悪く、タイヤがゆがんでいるのが、原因のようだ。


タイヤとホイールの隙間がありすぎる。


これじゃ、コンプレッサーでも無理であろう。



ふとCRCとパーツクリーナーの視線を感じた。


そうか、やるか。


あれをやるしかないのか・・・・


あれとはそう、

爆発タイヤ。



今までの良い子に過ごしてきたが、「絶対に良い子は真似しちゃいけません」


を真似する時がきた。母ちゃんオレ、不良でごめん。


BADBOYでソーリー。
(バッボーイ)


解説しよう

爆発タイヤとは、中国4千年前から伝わる秘術。

揮発性の液体、又はガス(ここではCRC)を

タイヤ内に充満させ、パーツクリーナーを導火線にし、

タイヤの爆発を利用して、ビートをあげる危険な方法である。

(よい子は絶対にマネをしてはいけません!!)

民明書房刊 「中国爆発腿耶不思議発見」 より


予行練習で、10秒間CRCを充填し火をつける。


ポンッ。


うーん。意外と安全。


しかし、数回試すもなかなか入りきらない。


やはりダメか。


ここも思い切りが必要らしい。


30秒かけてCRCをタイヤ内に注入。


導火線のパーツクリーナも結構多めに噴射。


そして新聞紙たいまつで着火!


掛け声はもちろん、



「ニイマルニイマルTOKYOオリンピックファイアーー!!」


ボワッ


ボッカーーーーーーーーン!!!!





予想以上に派手に炎に包まれるタイヤ。


すかさず果敢にもゴム草履でタイヤに蹴りを入れる、工場長。


蹴りを入れることによって、タイヤに空気を入れ

爆発(バックドラフト)を狙うのだ!!!


近所の人には、日曜日の朝っぱらから、

狂った中年がタイヤに火をつけ、

蹴りをいれて消火しているようにしか見えないだろう!


そんなことはどうでもいいんだ。

ガスガスドカドカ


ボンッ(小爆発)


「パカン。」


片側のビートが入った音がした。


片側がまだだ!収縮するぞ!!!


爆発のあとは収縮してしまうのだ。


すばやい動きで空気入れ(自転車用)で

空気を入れる。


シュコシュコシュコシュコ

シュコシュコシュコシュコ

シュコシュコシュコシュコ


「パカン。」


片側のビートもあがった。

この一連の動きを動画に残せなくてとても残念だ。


やったーー。


やったよ!ダンカンバカヤロ成功だ



本日ももっとひたすら電験3種勉強日和
これは歓喜に包まれる様子

(近所の人たちが膨れ菓子持参で、お祝いに駆けつけてくれました!!)

みんなーーアリガトウデス(・ω・)/



「ふーーてこずらせやがって・・・・」


そのとき、スポンサーの声がした。


妻「子供を運動場につれてって」


工場長「はーい」



本日ももっとひたすら電験3種勉強日和-image

臨時休業します

       工場長








にわかモータース整備録~二日目その2

前々回のお話→にわかモータース整備録~一日目

前回のお話→にわかモータース整備録~二日目その1


ふー今日(日曜日)は地域の運動会だったのだ。

作業再開。


次なる作業。


ウエイトローラー交換、

ドライブベルト交換、

オイル交換だ


まずはオイル交換。



取り出したるは、オイルパックン


ここでみなさんお待ちかねの

オイルパックの歌を歌うとしよう。



オイルパックの歌 

オイルを吸わすことが出来る箱だよパックン。


あまりオイル交換しないので5年物だよパックン。


箱はボロだが、まだまだ使えるパックン。


5リッター吸えるよ、パックンパックン。


歌 にわかモータース工場長


オイルパックンをシグナスSVの底に置き、


オイルパンの底に付いている19ミリのナットを外すと

ドバドバとオイルが落ちる。

オイルを触ってみよう。

うーーーん。ざらついているような気がする。


1年物のオイルは粘りがない。


「オイルの粘度はちょいエロい感じがちょうどいいよね。」

             by工場長


オイルを抜く時は、

オイル注入口の蓋を緩めると若干早い。



さて、オイルを抜いている間に、ギアケースを割ろう。

まずは、キックペダルを外す。


キックがついているバイクはバッテリーが上がったときでも

安心。

なので自分は、キックペダルがついていないバイクには

興味が稚内(わっかない)。


次に、プラスチックの保護ケースを外す。

ネジが3本だ。


ここまで順調。


オイルを抜けたのを確認したら、銀色のギアケースを外そう。

シグナスSVは、オイルののぞき窓が、ギアケースにあるので

オイルを抜かないと、ギアケースが割れないのだ。


ギアケースを止めている

ヘキサゴンボルトを7本ぐらい外す。


そしてギアケースの周りをプラハンで叩く。


なかなか固い。


最後はマイナスドライバーでこじって割る。


若干パッキンが破れるが、ギアケース自体は乾式だ

問題ない。と思う。


現われたプーリーそしてドライブベルト。


ここからが、大変だ。


そのままでは、空回りするプーリーファンを押さえつけ

ボルトを外すのだ。


ここで問題発生。


22ミリのメガネでは、厚すぎて回らない。

にわかモータースのソケットは19ミリまで。


肉厚のない、22ミリソケットが大至急必要である

工場長ご立腹である。

激オコである。


工場長「ニシムタに行って買って来い」


サブ「ヘイ、わかりましたでげす」

(一人二役です)


ということで、自ら原チャリ(ママさん号)を

運転してニシムタへ。


サブ「ぜえ、ぜえ、買ってキタでげす」

(原チャリなので息はきれない)


親方「てめえ、角が12.7sqじゃねえか、うちのレンチは9.5sqじゃぼけ」


22ミリのソケットは買ってきたが、にわかモータースの

ラチェットレンチ(KTC)の四角穴は

9.5sqであった。


12.7変換ソケットを再度行くハメに。


ということもありながら、

自作のプーリー外しを駆使し、

プーリー外し、ドライブベルト外し完了。


34500キロ走ったドライブベルト。

割れてきている。
本日ももっとひたすら電験3種勉強日和-image



同じく34500キロ走ったウエイトローラー

平らに磨り減っている部分がある。

全体的にボコボコだ。
本日ももっとひたすら電験3種勉強日和




定規みたいなのは、自作のプーリー外し。

交換したウエイトローラー、ドライブベルト
本日ももっとひたすら電験3種勉強日和-image



そして組み付け。

最後にオイルを入れて完成。


組みあがり後の感想。

段加速がなくなった。

(檀蜜さん大好き(*´д`*)ハァハァ )

加速が早くなった(気がする。)

エンジンが一発始動に。




そして更なる特典の数々








全身筋肉痛

微熱&偏頭痛

(バッサリンAを飲んだら治ったけど)

そして右手お母ちゃん指先痛しで

鉛筆まともに握れましぇん(´・ω・`)